テンプレート変数で選択肢を使う

MODxでは、テンプレート変数と言って、作成するページの表示項目を細かく設定したり、表示の制御に使うようなプロパティを付け加えたりすることができます。
たとえば、支店ページなら、郵便番号や住所、電話番号など、さらには地図用の緯度・経度などの入力項目を追加することが簡単にできます。
また、イベント情報なら、イベント終了日時を入力項目に加えておき、イベント終了日時が過ぎたイベントは、イベント告知用の一覧表示から消すといったような表示制御を行うこともできます。

で、ここから本題ですが、
このテンプレート変数には、さまざまな入力タイプを設定することができますが、その中に、チェックボックス、ラジオボタン、リストボックス、ドロップダウンメニューなど、選択肢を表示して選ばせる入力タイプがいくつかあります。

テンプレート変数を作成・編集する際、「入力時のオプション値」欄に選択肢を入力するわけですが、複数の選択肢を入力するには、選択肢の間に「||」（縦棒2本）を挟んで入力します。
たとえば、「北海道||青森県|| … ||鹿児島県||沖縄県」と入力すれば、都道府県メニューができることになります。

ラジオボタンのような単一選択のタイプでは、選んだ選択肢がそのままテンプレート変数の値として記録されますが、チェックボックスのような複数選択可能な入力タイプで、複数の選択肢を選んだ場合、テンプレート変数の値としては、選んだ複数の選択肢が「||」でつながった状態で記録されます。
たとえば、商品データで、商品の色をチェックボックスで選ぶようなテンプレート変数を設定したとして、ある商品データの入力の際に「赤」「緑」「青」の3つを選択したとすると、テンプレート変数には「赤||緑||青」が記録されます。

ところが、このような「||」でつながれた値のままでは、ちょっと使いづらいことがよくあります。
たとえば、Dittoのtaggingを使う場合など、&tagDelimiter=`||`ではうまく動作しなかったりするようです。（このあたりはちょっと自信ないですが）
そのような場合、テンプレート変数の作成・編集の「ウィジェット」に「Delimited List」を設定し、パラメータ「Delimiter」に、「||」の代わりに使う文字を設定します。（デフォルトでDelimiterは「,」になっています）
ウィジェット「Delimited List」のパラメータ「Delimiter」にデフォルトの「,」を設定した場合、Dittoのtaggingを使うには、Dittoのパラメータに「&tagDelimiter=`,`」を指定するとうまく動くようです。